2015/03/25

茅野日誌 第10回

昨年2014年11月23日に開催した、ツアー型パフォーマンス「パノラマ チノラマ」から、早4か月が過ぎようとしています。ごぶさたしています。茅野市民館のOです。今回は、東京のじゅんじゅんさん、麻世さんに代わり、番外編の活動日誌をお届けします!

お知らせです。

「パノラマ チノラマ」の記録集が完成しました!

どどーん!!!


多くの方がこの事業に協力してくださったことを、どうお伝えできるのか、また、じゅんじゅんさんや麻世さんの尽力で、どのように「パノラマ チノラマ」が実現したのかを、多くの人に知って欲しい!!…そんな思いで記録集を作成しました。「見てみたい…!」という方、市民館で閲覧できますよ!

記録集では、たくさんの素敵な写真とともに当日の行程をご紹介。じゅんじゅんさん、麻世さん、市民館スタッフによる座談会や、「パノラマ チノラマ」ツアーに中心になって取り組んでくださったみなさんの感想や率直なご意見などもご紹介。表も裏も、包み隠さず掲載しています。また、歩いてきた道や建物は、再開発のためここ数か月で消えたり、形を変えてきています。当時のありようを切り取った、街の記録集にもなったようです。

茅野市民館でいろいろな環境の人が〈つながり〉〈楽しむ〉アートプロジェクトとして、昨年の4月から取り組んできたこの事業ですが、「障がいの有無に関わらず、みんなで楽しむ企画が市民館でできたら-」という4名の方の提案がなかったならば、このように取り組むことはできなかったと、改めて感じています。「みんなのひろば」から生まれた種が、どこかでひょっこり芽を出すかもしれません。あるいは、茅野市の中で、もう双葉ほどには育っているかもしれません。

茅野市民館は「みんなのひろば」。
今後とも、みなさまの笑顔をお待ちしています!


2014/12/07

茅野日誌 第9回

1123日といえば祝日である。何の日だったっけ?という方はいないよね。
「勤労感謝の日でしょ?」残念、違います。

「パノラマチノラマの日」なのですう!人と人が支え合うと書いて「パノラマチノラマ」と読むのですうう!

 
はぁはぁ、、、、、、。すみません、取り乱しました。

さ、気を取り直して本番レポート始めます。

野外の演目なので当日の天気が一番心配でした。ぶっちゃけ晴れてさえくれれば7割成功といっても過言じゃない勢いで晴れを祈っていました。
じつはさあ、私じゅんじゅんは雨男でね。行く先々で公演初日が雨って展開が当たり前になっていて。海外でもそうでイギリスやドイツでも初日は雨でした。だもんでお参りに行ったね。諏訪大社に!これはもう氏神様にお願いするしかない!とばかりに前日きちんとお参りに行ったのでした。
そのかいあってか、快晴!やったよお母ちゃん!晴れたよおおお!天国のお父ちゃんありがとお!

9時に出演者一同集合し、ミーティング。さすがに9時は早いと思ったがしかし、ツアースタートが11時だから本番2時間前ってことで集まってもらい顔合わせ。


ここで初めて顔をあわせる人も多く、それまでは僕が一人一人会って話してリハーサルをしてという流れだったので「30名を超える方々が参加しています。」と話しても正直「ホントかいな?」という思いの人もいたと思う。だもんでここで顔をあわせて一気に「ほんとにやるんだな!」とみんなのテンションも上がっていった。
みんなで記念撮影も。
出演者一同で気合いを入れ準備に入る。
各アトラクションポイントで技術的なチェックを行ない、あたふたと市民館に戻るともう11時に。
既に何人かが待っていてツアーの受付も始まっておりいよいよだなとこちらも準備に入る。
必殺音響ワイヤレスセットを背負い込み、音響のKさんとともに時間を待つ。
11時になり受付から「受付完了しました。」と合図が入り、ついにパノラマチノラマ出発~。

まず最初はロビーで市役所の森井さんのご案内から。解説もわかりやすく面白い。当てぶりも力みがなく上手いなあ。

お次は中庭へ。社会福祉協議会の北原さん。


頭に被っているのは、以前ニシハラノリオさんのWSで作成したお化けのカブリモノでした!

余暇活動について語っているので、楽しい雰囲気も出るしいかがですか?と彼に提案したら「うわあ!これ面白い。絶対にかぶるね」と楽しんでかぶってくれました。福祉とは何か、そしていま福祉に大切なものは何かというお話を明るく紹介していただき、その流れでシャレンドの河合さん登場。

ボランティアで作業所の人を美容院に招きサービスをしたときのエピソードを語ってくれました。

さよならをし先へ向かう一行。そして駅前の跨線橋を登ると。

車いすの加藤さん登場!
これは前日のリハーサル時の写真
彼の朴訥とした喋りはエピソードの重さをまざまざとこちらに訴えかけていながらもどこか明るい希望のようなものも感じさせてグッときましたね。

ヤッホーも楽しかった!

矢印隊の鮎沢さんと林さん。彼らは加藤さんを跨線橋の上まで持ち上げた実行部隊でもあります。
横断歩道を渡るとモチカバからサックスの音色が響いてきて、矢印(持っているのは武井君と篠本さん)の先に入っていくと、


  をを!セクシーサックスプレイヤー井上さんの演奏会場です。

迫力の演奏。
お次は滞在型の施設で働いている古畑さんのエピソード。明るく素敵な方ですね。

一行は再び外に出て先に進む。茅野町交差点で信号待ち。あれ、北原さん!さっき「さよなら~」って言ってたのについてきちゃってるよ!



そんな珍道中もありながら、ツアーは上川橋を渡る。


ゴキゲンミュージックにあわせて踊る踊る!ゴーゴー!通りの車から「ナンダナンダ?」とこちらを見る人が。そりゃそうだよなあ。





橋の向こう岸では安全を期して女くのいち、市民館久寿田さんが交通整理。影の案内人ながら赤いダウンがバリバリ目立ってます。

宮川地区に渡り、通り沿いの床屋さん、ヤジマ理容室のいい話を聞く。なんていい人なんだ!ご主人!

通りを渡りひまわり作業所へ。


中に入り一日の再現シーンを見守る。それぞれのエピソードにしんみりしたり驚いたり。


ここでのエピソードは特に印象が強かったと思います。それぞれの半生は一様ではなく、本当に様々な過程を経てここに来ているということが伝わり、そんななか、何とか生きていこうという思いが見えました。
それを演じた役者陣も素晴らしかった。お客さんの中には本人が出演していると思っていた人もいたようで。職員さんたちの演技も自然で普段通りの雰囲気が漂っていました。


ひまわりを出てお次は寒天蔵。こうやってみると改めて迫力ありますね。どうかいつまでも茅野の風景として残ってほしいものです。



川沿いを通ってまた橋のところへ戻ります。八ヶ岳がキレイですね。
 

そして今回のハイライト。「パノラマ」のシーンです。みんな何を眺めているのでしょうか。
フレームもキレイ。

再び歩き出し、ほたるの小径を抜けていくと白髪の男性、加藤さんが待っていました。


手話でご案内。面白いのですが何となく意味が分かるのですね。加藤さんのキャラクターもあるのでしょう。やさしいその雰囲気に皆和んでいました。

裏通りを歩きつつ、あるお母さんのエピソードに聞き入りながら元来た跨線橋を再び登ると、、、。

先ほどのヤッホーの写真が!


裏から見るとお母さんと二人のタッグで持っていたのですね。



下がお母さん。

市民館に戻ると小松チヒロさんとmass choirのゴスペルチームがお出迎え!


お帰りなさ~い!の声が響き迫力のゴスペルコーラスが中庭に響く。
出演者も出てきてフラッシュモブへ。


本当に温かく力強いエンディングとなりました。


お客様も楽しそう。

先導役の僕がいうのもアレですが、このツアー、大成功といっていいのではないでしょうか?観に来た人がハッピーな気持になったのは関わった人のハッピーなエネルギーが伝わったからだと思いました。
本当に大勢の人が関わっての贅沢なツアーになりました。そしてトラブルもなく天気も持って!笑顔に満ちたまま一日を終えることが出来ました。

終わってジュースとウーロン茶で乾杯!こんなに美味しいジュースは久しぶりです。


朝から疲れているだろうから30分ほどでね、と始まった打ち上げですが、もちろんそんな時間では終わるはずもなく、お互いをねぎらい、ツアーの話に花が咲いていました。

おいでになったお客様、関わった皆様、市民館のスタッフ、そして来られなかったけれどこのレポートを読んで下さったアナタ!
皆さんに感謝感謝感謝!

また皆さんとこの茅野の街で出会えることを願っています。

合い言葉はもちろん
「パノラマチノラマ!」でね。




2014/11/21

茅野日誌 第8回

うわあああ!直前だよう!

あっという間にツアー本番まであとわずかになってしまいました。
今回は創作の過程をレポートします。

オーディオツアーということで、とにかくガイド音声が命なわけです。参加者はイヤフォンガイドをつけて街を歩き回るため、不備のないよう気をつけてナレーションを録音せねばイカンと。

今回、音響スタッフさん大大大活躍です!

オーディオガイド用の受信機ね!フフフ、詳細は秘密。

これがまた分量が多くてね。思いつくのは簡単だけど、やるのは大変なのよね〜。出演しないし楽かも♡と思った僕チンは大間違いのトンチキ野郎だってことがナレーションの構成を手がけてわかりました。
まずはコースを歩いておおよその分数をはかる。その際に通りのどちらを歩くかも決定しながらね。スタッフを含めると20人を越える団体になるため歩行者の邪魔にならないように配慮しつつのルート設定も必要で。

道幅も見るのだ。

景色の現れ具合もチェック!

それらをチェックしつつ必要なガイドを決めていく。「前の道を右へ」とか、「通りの左側を直進」とかね。アナログのナビなわけ!このツアー専用のね。更に喋る内容もすてきに吟味していくわけ!ここら辺はじゅんじゅんSCIENCEのダンサーにして専属イラストレーターにして敏腕制作の久井麻世がきっちり仕事してくれて。っていうか君が余りにもきっちり仕事するから僕チンの立場がすっかり危うくなってしまったじゃないかああ!と、彼女のフル回転の活躍でかなり時間を短縮してくれたのでした。
ここまできてやっと音声の録音ね。「仕事がなくなったら結婚式の司会をすればいい」と一部から言われている僕チンですが、マイクの前でセリフを喋るってやったことなくてね。たまにラジオのインタビューなんかで喋ることはあっても、基本自分のことを喋るじゃん。たとえ自分で考えたとしても書いてある文字を喋るってホントに難しいのだなと。自分で書いといて舌が回んないんだよ!どれくらいかといいますと、滑舌って言葉が「かちゅぜちゅ」ってなるくらいのレベル(涙)舌も鍛えないと動かないんだなとこの年にして改めて学んだのでした。かあちゃん、オレまた少し賢くなったよう!


収録の様子。何回か間違えるが「大丈夫ですよ」という市民館音響チーフKさんのやさしいかけ声が逆にツライ。逆に麻世はナイスなトーンでノーNG!

慣れないナレーション録りのなか、「We Are The World」のマイケルのマネをして気分転換。なお、誰も突っ込んではくれませんでした、、、、、、、。


スピーカー越しの変な自分の声にへこたれつつもなんとか録り終わり他の出演者の音声も録音していく。

こんなスタジオで録音しました。

一応演出してる風のショット。実際は「あ、もういいかんじでやってもらってけっこうですう〜」とかなりイイカゲン!

音声の次は各アトラクションの稽古。
このツアーはミステリーツアーになっていてどこを通るわからない状態でガイドをたよりに進むんだけど途中で幾つかしかけがあるのね。それの段取りや稽古を出演協力の皆さんと確認し進めていった。



秘密の打合せ。

別のアトラクションの打合せ。

秘密小道具の作成。

技術ミーティング。


その他にも内容は盛りだくさんでここで書くわけにはいかないんだけど市民館のスタッフを始め本当に様々な方々と一緒に準備を進めています。ぶっちゃけお客様より圧倒的に人数多いからね、仕掛ける側が!出演していただく人だけでなく見えないところにも大勢の人に関わってもらっているのでなんとも贅沢なツアーとなっています。
ああ、23日は晴れるといいなあ。
あ、そうだ!諏訪大社さんにお参りに行かなくては!
それでは皆さん。23日にお会いしましょうね。
合い言葉は「パノラマ チノラマ」で!