2014/11/01

茅野日誌 第5回



さあ、駆け足気味に更新いきます!今日は写真が多いよ。ついてくるんだ!

「お次はまた別の作業所にいきますよ。」とOさんと共に車に乗って。
しかし5分もしないうちに施設に到着。今回はまたやたらと早い。
到着したのはあすなろセンター。前回訪ねたひまわり作業所よりも広い敷地で線路の直ぐ脇というナイスロケーション。
 
早速所長のMさんとご挨拶し、TさんとIさんが案内してくれる。
一階では様々な作業を手分けして行なっている。イベント用の手書きポスターを作っていたり市民マラソン用のゼッケンを止める安全ピンを四つひとまとめにしていたり。そうだよね。こういった作業は人の手で行なわれているんだよね。安全ピンを4つにまとめる機械なんてないだろうし!



なんだか普通に社会科見学のような雰囲気になってくる。お次は二階へあがる。
割と広めの会議室といった風情の部屋にはそこら中に寒天がおいてあった。

寒天の山
これが寒天

調理前の寒天て始めて見た。こうなってるんだ!これをキレイに整え袋詰めにして作業を78人ほどが取りかかっていた。シャッシャッという音が響く中寒天はきれいに整形されていく。こちらでは最終チェックも含め行なっており袋詰めの前にももう一度職員がチェック。食品だから当然ではあるが厳しい品質検査というものを目の当たりにして「すごいな」と。
このように形を整え4つずつ袋に詰めていく

余り近づきすぎない様に注意しつつお話を聞く


全て丁寧な手作業でこれは贅沢品だなあと。完全手作業ですやん。プレミアムがついてもええんちゃうかと。これで値段は普通とのこと。ひえええ!
も ちろん人件費が安いが故の仕事なのだろうけれども、こういった費用的には安いがどうしても必要な仕事というのが世間には沢山あるのだろうね。だってマラソ ン大会用の安全ピンの用意なんて主催者側がやるには手が足りないだろうけど、どこに出していいやらわからないからなあ。そういった需要に対してきちんと機 能しているという事実はなんだか僕を勇気づけた。彼らが社会でやるべきことがあるのだ、という事実がね。
再び一階に下りると今度は小さな町工場のような部屋に。
こ こでは精密機械系の企業から仕事を請け負いそれぞれ作業をしているという、よくある下町の工場そのものなのね。特別に作業の様子をのぞかせていただくと皆 さん熱心にひとつひとつの行程をこなしていて。もうこうなると見学が邪魔じゃないか心配で心配で。作業の邪魔にならないように休憩の合間に写真を撮ったり してました。
機械のアップ。ヨダレが出そう!

その他にも空き缶の選別やら牛乳パックの椅子を作ったりとかバラエティに富んだ仕事をそれぞれが取り組んでいた。
これが椅子。お年寄りに人気とのこと。
中身はこんな感じになってる。
職員の方にもお話を聞き「それでは」と外に出たときに、ふとひらめいた。
こ の企画を始めて正直どうしたらいいんだろうとずっと考えていたんだよね。僕が出来ることは何もないなあと。だって障がい者がこの社会で生きていくことは健 常者に比べて多大な困難があることは疑いようのない事実なわけで。そしてそんな彼らの問題を解決することは僕1人ではぶっちゃけ無理ですよ。ただ彼らの働 いている様子を見て湧いたエネルギーのようなもの、これは人々に何かを与えるのではないだろうかと思ったのですね。そうだ、彼らの状況を変えるのではなく 彼らの働いている様子に触れることが出来ればそれで十分なのではないだろうかと。その感動がもしかすると何かを生み出す力の一端になるかもしれないし。そ して何よりも僕自身が何かを生み出す力をもらったような気がしたのです。
そう思ったらををををを!と矢継早に思考は進み「あ、これは僕がたどった道を観客に追体験させることが出来ればそれは作品になるかもしれないなあ」というところにたどり着き
「そうだ、ツアーやればいいんじゃん!」というシンプルにして強いアイディアが浮かんだのでした。
そういえばここまで車で直ぐだったなと思い出しOさんに「歩くとどれくらいかかるのかな」と聞きながら地図を見るとものすごく近い。前回訪問したひまわり作業所も歩いていけるとなるとこれは街歩きツアーとしてまとめることが出来そうだなと1人で嬉しくなりそこからしばらくOさんと後から来たKさんを相手にイタコ状態でアイディアを喋ったのでした。

いい刺激とヒントを頂き、プロジェクトが形を見せ始めた一日でした。
をををををを〜!がんばるぞお。